部分解体とはどんな作業?
部分解体は建物の中で不要な部分だけを解体する作業のことです。
建物が老朽化していたら、基本的には全体を取り壊すことが多いのですが、一部の劣化が激しかったり、あるいは違う用途で使用したいといったケースで部分解体を行うことがあります。
部分解体はあまり戸建住宅では行いません。
テナントやマンション、アパートなどで行うことが多いです。
例えば、マンションやアパートなら、水回り関連のスペースだけ解体を行って、新しい設備を導入するなど。
わかりやすい例だと、昔ながらのお風呂からユニットバスに変更するときに内装も一新するため、部分解体を行うケース。
昔ながらのお風呂だとタイル張りの床が多いですが、最近はFRP防水シートなどを使った防水性の優れた床材も登場しています。
そういった改築を考慮して部分解体を行うことがあります。
また、テナントも部分解体が多い建物の一つです。
テナントはお店が入れ替わることも多いので、現状では、うまく運営が回らないといった考えで、内装レイアウトを造り変える目的で部分解体を行うことがあります。
特に飲食店だと空調設備や換気口、排水などの場所が大事になってくるので、部分解体を行うこともよくあります。