内装すべてを解体する「スケルトン仕上げ」
店舗や事務所などの事業用の物件では、退去時には元通りの状態にして戻す必要があり
それを「原状回復義務」といいます。
原状回復の方法には、「内装解体」と「スケルトン仕上げ」の2つのタイプがありますが
この2つの大きな違いは、解体する範囲といえます。
スケルトン仕上げは、内部の造作をはじめ、床材、クロス、天井材や
給排水設備、配線設備、石膏ボード等の壁下地材、什器設備、換気設備など
あらゆるものは解体・撤去していきます。
使っていた仕様は全て解体しますので、何もない状態です。
つまり、コンクリートの打ちっぱなし状態に、天井から配線がブラっと垂れ下がっている状態。
それが、スケルトン仕上げの仕上がりとなります。
なぜここまでの解体が必要なのかといいますと
次に入居する店舗やオフィスが、あたらしく間取りやインテリアを設計するため。
ときに、使用していた間取りや設備などを引き続き使うといった打ち合わせがあると
それを残した状態で解体施工していくことになりますので
オーナー様や関係者様との打ち合わせ内容というのは非常に大切で
ひとつひとつの確認を慎重におこなう必要があるところです。
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